~自分を大切にするお手伝いをします~
■一般社団法人セルフケア・ネットワーク(S.C.N.)の設立趣旨
日本は「高齢化社会」から「高齢社会」へ、そして「超高齢化社会」へと急速に変化しています。
医療制度、社会保障制度が拡充し、医療技術の進歩、食糧・栄養摂取状況の改善に加え、住環境の改善などを背景に高齢化が急速に進みました。
日本人の人口は減少幅が拡大しています。いわゆる少子多死社会へと向かっています。また、急速に進んだ核家族化の影響で、家族構成間の結びつきはもちろんのこと、地域社会との関係性も希薄なものへと変化しています。
当法人では、そんな時代だからこそ「あなたのお隣さん」のような存在で、安心して集える「よりどころ」となり、笑顔あふれる地域(町)づくりに貢献したいと考えます。
■一般社団法人セルフケア・ネットワーク(S.C.N.)の役割
当法人は、市民一人ひとりのウェルビーイング(心身ともに充実したよりよい状態)を目指し、五感を活用したセルフケアの普及と、暮らしの中のさまざまな悲嘆に寄り添うグリーフサポートの実施及び啓発を行っております。
セルフケアとは、自分で自分を手当てし、自分自身を大切にすることです。
従って、その人にあった「セルフメイド」のセルフケアがより有効です。
また私たちは、日々の暮らしのなかで、さまざまなグリーフを繰り返し経験しています。
それにより、日常生活に支障を来たしている人や、グリーフ(悲嘆)からの回復を望んでいる人にも、セルフケアは有用です。
主な活動は、講座や研修、講演等による情報発信です。
また、高齢者施設や地域において、定期的に開催している「セルフケア・カフェ」では、感覚器と運動器(五感)の活性化に繋がるワークショップを実施しています。
悲嘆を抱えている人の多くは、積極的に助けを求めることは少なく、社会から孤立してしまう可能性も考えられます。社会とのつながりのきっかけとなる窓口の1つが「セルフケア・カフェ」です。
私たちは、地域の皆さんが日頃からセルフケアを取り入れ、いつまでも元気で楽しく過ごせるよう、地域包括ケアシステムのインフラ的存在となり、さまざまなサポートを行ってまいります。
またセルフケアを体験した人が、周囲の大切な人にも提供できるシステムも構築してまいります。